
怒るほど逆効果?~勉強嫌いな子どもへの寄り添い方~
「何度言っても勉強しない…」
「ゲームやスマホばかりで宿題をやらない」
「このままで将来大丈夫なの?」
子どもが勉強しないことに悩んでいる家庭はとても多くあります。
特に小学生から中学生になるにつれて、親が言っても素直に動かなくなり、イライラや不安を感じることが増えていくこともあります。
この記事では、子どもがなぜ勉強をしないのかその理由と親がやってしまいがちなNG対応、今日からできるちょっとした工夫についてわかりやすく解説します。
「勉強させなきゃ」と追い詰められている親の気持ちが、少しでも楽になる内容になれば幸いです。
子どもは勉強しない理由!BEST3
まず知っておきたいのは、子どもは“わざと困らせよう”として勉強しないわけではなく、そこには、様々な理由があるということです。
①勉強が「つまらない」
勉強しない理由として多いのが、「楽しくない」「意味を感じない」というものです。
特に小学生や中学生のうちは、
・なぜ勉強するのかわからない
・できない問題が増えて嫌になる
・成功体験が少ない
といった状態になると、勉強への意欲は下がりやすくなります。
親からすると「やればできるのに」や「怠けているだけ」と思ってしまいがちですが、本人の中では“苦手なもの”になっていることも少なくありません。
②スマホやゲームの方が楽しい
今の子どもたちは、スマホやゲーム、YouTubeなど誘惑がとても多い環境で育っています。
勉強は「頑張らないと成果が出ない」ものですが、ゲームや動画はすぐに楽しい刺激を得られます。
そのため、
・ついスマホを触ってしまう
・ゲームを優先してしまう
・気づいたら時間が過ぎている
という状態になりやすいのです。
これは意志が弱いというより、“環境の影響”も大きいと言えるでしょう。
③「どうせできない」と感じている

意外と多いのが、自己肯定感の低下です。
・テストで悪い点を取った
・親に怒られた
・周りと比べられた
こうした経験が積み重なると、
「どうせやっても無理」
「また怒られるだけ」
と思うようになり、勉強から逃げたくなることがあります。
まずは、「勉強しなさい」と子どもに言う前に「なんで勉強をしないのか?」「勉強ができないのか?」など理由を聞いてみてもいいかもしれません。理由がわかるとそのあとの対策もしやすくなりますよね。
子どもが勉強しないと親が不安になる理由
親がイライラしてしまう背景には、“子どもの将来への不安”があります。
・成績が下がっている
・授業についていけるか心配
・高校受験は大丈夫?
・このまま社会で困らない?
子どもの未来を考えるからこそ、焦ってしまうのです。とてもすばらしく、良いことです。
しかし、親が強い不安を抱え続けると、その空気は子どもにも伝わってしまいます。
すると子どもは、
「勉強しない自分はダメなんだ」
と感じ、さらにやる気を失ってしまうことがあります。
そんな不安からやってしまいがちなのが次のような対応です。
ついつい、やってしまいがちなNG対応💦BEST3
子どもに勉強してほしい気持ちは自然なことです。
しかし、やり方によっては逆効果になることもあります。
①「早く勉強しなさい!」と何度も言う
最も多いのがこのパターンです。
最初は動いても、何度も言われ続けると、子どもは「また言ってる」「はぁ、始まった」という気持ちになってしまいます。
すると、
・反発する
・やる気をなくす
・親の言葉を無視する
という悪循環が起こりやすくなります。
②他の子と比較する
「○○ちゃんはちゃんと勉強してるのに」
「お兄ちゃんはもっと頑張ってたよ」
こうした比較は、子どもの「勉強ができない自分はダメなんだ」と自己肯定感を下げかねません。
比較されることで、“勉強=嫌なもの”というイメージが強くなってしまうこともあります。
③感情的に怒る
親も毎日同じことで注意すると疲れてしまいますよね。
しかし、怒鳴ったり強く責めたりすると、”怒られないように形だけ宿題をする”という状況になることがあり全く意味のない勉強になる可能性があります。
その結果、
・勉強している割には成績が伸びない
・授業についていけない
といった行動につながることもあります。
子どもが勉強しない時に大切な考え方
ここで少し視点を変えてみましょう。
勉強は、“やらせるもの”ではなく、“自分で必要性を感じていくもの”です。
もちろん、小中学生のうちは親のサポートも必要です。
ですが、最終的に勉強を続けるのは子ども本人。
だからこそ、
「どうすれば自分から動けるか」
を考えることが大切になります。
今日からできる関わり方
①まずは小さく始める
いきなり「1時間勉強しなさい」はハードルが高すぎます。
まずは、
・10分だけやる
・1ページだけ進める
・宿題だけ終わらせる
など、小さな目標から始めてみましょう。
「できた」という感覚が、次のやる気につながります。
可能であれば、子ども自身に何分もしくは何ページ勉強をするのかを決めさせて見てください。
子ども自身に勉強の量を決めさせる理由については下記の投稿をご覧ください。

②勉強しやすい環境を整える
勉強をしやすい閑居を整えることも大切です。
例えば、
・勉強が終わってからテレビはつける
・スマホを別の部屋に置く
・親も近くで読書や勉強をする
などです。3つ目の”親も一緒に読者や勉強をする”については楽しそうに親が学んでいる姿を見ると子どもも「やってみようかな」という気持ちが湧いてくることがあります。
③子どもの話を聞く
「なんで勉強したくないの?」
と聞くと、子どもは責められているように感じることがあります。
それよりも、
「最近どう?」
「学校で大変なことある?」
と、普段の気持ちを聞く方が、本音を話しやすい場合があります。
勉強しない背景に、友達関係や学校ストレスが隠れていることも少なくありません。
小学生と中学生で違うポイント
小学生の場合
小学生はまだ“勉強習慣”が身についていない子も多くいます。
そのため、
・一緒にスケジュールを作る
・できたら褒める
・親が横についてあげる
など、伴走型のサポートが効果的です。
特に低学年では、「勉強=楽しい」と感じられる経験が大切になります。
中学生の場合
中学生になると、自立心が強くなります。
親に言われることで反発しやすくなるため、細かく管理しすぎると逆効果になることもあります。
そのため、
・本人に計画を立てさせる
・口出しを減らす
・相談された時にサポートする
という距離感が大切になります。
「なんとかなる」マインドも大切
子どもが勉強しないと、
「育て方が悪かったのかな」
「もっとちゃんと見なきゃ」
と、自分を責めてしまう親も多くいます。
でも、子育てに完璧はありません。
子どもには性格もペースもあり、“子ども自身がやろうと思わないとどうにもならない部分”もあります。親の育て方が悪いと思うのではなく、やらなきゃいけない時がきたらがんばるだろうと考えるのも大切です。無理をしすぎずに、日々、子どもが勉強をしようと思える方法を考えていってみましょう。
まとめ
子どもが勉強しないと、親はどうしても焦ってしまいます。
ですが、怒ったり無理にやらせたりするだけでは、根本的な解決につながらないことも多いです。
大切なのは、
・なぜ勉強したくないのかを知る
・小さな成功体験を積ませる
・安心できる関係を作る
ことです。
子どもは、安心できる環境の中で少しずつ成長していきます。
「今すぐ変えなきゃ」と焦りすぎず、長い目で少しずつ前に進んでいきましょう。


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